BMW専門店スタディの原動力。メカニックたちの静かな努力。

忰部ブログ

2023.11.13

本日もたくさんのご来店を賜りまして、誠にありがとうございます!

冒頭の写真は、スタディ横浜店を牽引するふたりのベテランメカニック。
ちょっと難儀なデモカーの作業中の一コマ。
左は現工場長 通称”サトパン”こと佐藤、そして右が取締役の河野です。
ともに長年スタディの技術部門を牽引するスーパーメカニック。
今日はそんなベテランメカニックの凄さを知れるエピソードがございました(笑)

通常であれば約3時間ほどかかる整備作業の入庫があったのですが、
右におります河野がたった一人で(!)、1時間ほどで作業を仕上げました。
本当に作業されているのか心配なくらいなのですが、きちんと施工されていました(笑)
文字通り3倍速状態なので、何が違うのか?
経験がそうさせるのか?
思い切って本人に直撃しました。
ちょっと予想外の答えでした。
「まぁ経験もあるだろうけど…工具かな」

こちらは佐藤と河野の工具箱。すべて自前で用意したものです。
会社として保有している工具ももちろんありますが、
メカニックは自分で使いやすい工具を買い足していく、そんな文化があるんですよね。
モノスゴイ数ですが、キチッと整頓されている辺りも流石。
それぞれ決して安い価格ではありませんから、ここまで揃えているのも長年メカニックを務めた年輪と言えます。

そして今回、大幅な時短を実現したMVPツールがコチラ。自慢してくれました(笑)

この3つの工具、用途は一緒。ボルトやビスを緩めたり締めたりするビット。
標準的なものは一番左のもの。大きいですよね。
今回河野が使用したのが真ん中の一番小さいもの。
小さければ、狭いスキマにも入りますから、周辺パーツを外したりする工程が減ります。
「ホラ、ちょうどこんな感じよ」
デモカーの作業中に、説明してくれました。

例えばの話ですが、この場合さきほどの標準的なビットだとマフラーにつっかえてしまうので、
マフラーを外さなければならないところ。
秘蔵っ子のミニマムビットのおかげで、マフラーを外す工程が短縮できるよね、ということなんです。

BMW一筋という経験値と、その経験値を最大限に生かせるツールたち。
それぞれをフル回転させて、スタディメカニックは日夜お客様のお車に向き合っております。
皆様にご好評いただいているスタディの整備作業なども、
こうしたメカニックたちの静かな努力があるという、小話でございました~(^^♪