こだわりの特注バーン加工で仕上げたスペシャルボルトでBMWが更に輝きます☆

猪俣ブログ

2019.09.29

こちらは人気急上昇中の「Thunder Bolt(サンダーボルト)」です。通常BMWのホイールを固定しているのはボルトですが、この画像にあるようにスタッドボルト(画像右)となりまして、スタッドボルトを車両側に打ち込むことでナットで固定するタイプに変換します。チタン製のため軽量(スチールの60%)で強度が高く(スチールの190%)、スタッドボルト&ナット(貫通ナット)になることで、ナットからボルトの頭が見えてとってもレーシーですよね^_^ 今回は特別にバーン加工(焼き入れ)をしましたのでチタン特有の美しい輝きです。

このThunder Boltのベース素材のチタンは、宇宙技術や軍事、航空機、F1をはじめとするレーシングカーなど多岐にわたって使用されています。強固な素材なので加工には高度な技術と設備が必要ですし、材質自体が非常に高価なので、これまで用途はごく限られた狭い領域での使用に限定されていました。またチタンの中でも「ASTM国際規格 B348 Gr,5 6Al-4V材(TAB6400)」に着目し、これは質量分率でアルミが6%、バナジウムが4%含まれている鍛造チタン合金です。最新鋭旅客機であるボーイング787型機でも、全てのネジにこの素材を使用するように指示されているほど航空宇宙分野においては定評のある素材なんです!