BMW G82 M4 CSにKW V3を入れた理由とは!?
2025.03.31

BMW M4 CSは、Mシリーズの中でも特別な存在。標準のM4と比較して軽量化やパワーアップが施され、よりサーキット向けのキャラクターを持つモデル。しかし、それでもさらなるパフォーマンス向上の余地はあります。今回は、そのポテンシャルを最大限に引き出すために、KW製のV3サスペンションキットを導入しました。その理由について詳しくお話ししたいと思います。

純正サスペンションの特徴と限界
BMW M4 CSには、純正でアダプティブMサスペンションが装備されています。これにより、街乗りからサーキット走行まで対応できる幅広いセッティングが可能となっています。しかし、純正のダンパー設定はどちらかというと「公道とスポーツ走行の両立」を意識したものであり、より乗りやすく、飛ばせる性能を求める場合には、もう少しセッティングの自由度が欲しくなります。
また、純正サスペンションは一定の車高設定がされており、特にフロントの高さが少し気になることがありますネ。見た目のバランスを整えつつ、走行性能を向上させるためには、アフターマーケットのサスペンションキットが有効な選択肢となります。そこで、このKW V3の特長はKW V3は、伸び側と縮み側の減衰力を個別に調整できるサスペンションキットということ。これにより、ドライバーの好みに応じた細かいセッティングが可能になります。

また、KW V3はステンレス製のケースを採用しており、耐久性と耐腐食性にも優れています。日常の使用でも長期間にわたって安定したパフォーマンスを発揮できる点も魅力です。もともとは、フロントの隙間が気になり、スプリング交換でのご相談でご来店頂きましたが、そこはM4 CSのポテンシャルを最大限に引き出すため、バネでは無いだろうと今回の作業と相成りました。昨日、Zukablogでご紹介したEibach Pro Street-S 車高調KITも実はショックはKW製だったりするんです。
実際に装着してみて
実際にKW V3を装着したM4 CSを走らせてみると、まず感じるのは「よりしっかりと、しっとりとした接地感」。純正サスペンションでは少し動きが大きく感じられた部分もKW V3に交換したことで安定感がアップします。コーナーでのロールが減少し、よりシャープなハンドリングが可能になるコーナリング性能の向上。さらにはノーズダイブが抑えられ、ブレーキング時の安定性も向上します。さらに、やっぱり純正では得れない大きな部分が乗り心地の向上です。しなやかさが増し、街乗りでも不快な突き上げが少なくなったという声が少なくありません。特にワインディングやサーキット走行では、車の動きがより自然になり、ドライバーの意図したラインをトレースしやすく楽しくなりますよ(^^ )ゞ

BMW M4 CSにKW V3を装着した理由は、純正サスペンションの限界を超え、より高いパフォーマンスを引き出すため。KW V3は調整幅が広く、車高の最適化やハンドリングの向上が可能であり、見た目の迫力もバッチリ! まさに理想的な選択肢のヒトツです!
今月も有難う御座いました。来月4月も皆様、どうぞ宜しくお願い致します。