BMWエンジンを快適に良い状態を保つためにもメンテナンスをしっかりと行って下さい。

相澤ブログ

2019.12.9

ガソリン(混合気)をしっかり着火させるために重要なスパークプラグとなりますが、火花を出す電極部分の消耗具合を確認して交換をするのですが、電極の消耗以外にもエンジン不調を起こしてしまう状況があります。碍子(がいし)部分を見て頂くと黄色く焦げた感じの状況になっておりますが、この部分には碍子とハウジング(金属部分)を連結する部分にリングと言われるガスケットのようなモノが付いており気密性を維持しているのですが劣化により気密性が保たれず失火するような症状が現れます。プラグ交換はある程度の距離などで着火する電極部分の消耗度を見て行うのですが一般的なのですが、碍子とハウジング部分に変色があった場合にも交換が必要となります。写真のスパークプラグはかなり悪い状況の例となりまして電極の消耗もかなり進んでおりますが、6本中3本のスパークプラグが気密性不良を起こしている状態となり確実な着火が出来ない状況になっています。写真の状態は見分けやすい状況となるくらい劣化が進んでしまっておりますが、初期段階では薄っすら黄色くなっているだけの事もありしっかりとチェックする必要があります。電極部分はイリジウムなどになっており昔のスパークプラグに比べれば消耗も少なくなっており耐久性も向上しておりますが、電極部分以外でも消耗品となるスパークプラグではありますので定期的な点検と交換を行って下さい。

※ スタディ名古屋店では平日の作業時間のご予約を承っておりますのでお電話などでお気軽にお問い合わせ下さい。