BMWの足回り②純正リプレイスダンパーについて

熊谷ブログ

2021.12.10

BILSTEIN B6(ノーマルストローク)ダンパー
BILSTEINのノーマルストロークスポーツダンパーのB6

さて、前回のノーマルについての続きは
純正リプレイスダンパーについて。

コチラもあくまでも『純正リプレイス』ダンパーとなると
基本的には純正品と内容は変わりません。

距離を走ってダメになったダンパーの交換用として
(一般的に5万Kmを過ぎるとダンパーは交換時期です)
BILSTEINやSACHS、St等のメーカーが
ノーマルスプリングやノーマルアッパーマウントとの
相性を重視してセッティングしリリースしています。

ですので
乗り味や性能に関して言えばノーマル同等っ♪
言わば、足回りメーカー各社からデリバリーされている
純正品ではない“最大公約数”ダンパーです。

じゃあ、我々にとってそれのどこに魅力があるかと言うと
純正品と違う最大のポイントはお値段っ(^0^)

上に名前を出したメーカーの製品であれば
部品のクオリティも純正同等レベルですから
ノーマル派の方がリーズナブルに愛車のリフレッシュをするには
最適なパーツチョイスと言えると思いますっ♪

で、この『純正リプレイス』に似ているけど
立ち位置がちょっと変わって来るのが
これまた各社がリリースしている純正形状のスポーツダンパー。

ノーマルストロークもショートストロークもありますが
『純正リプレイスダンパー』と違うのは
メーカーの考えによって構造や特性が様々なところ。

このスポーツダンパーから
“最大公約数的性能”にホンのちょっとメスが入り始めます。

真ん中のBILSTEINカットモデルが単筒式、一番手前のカットモデルが複筒式

最上段画像のBILSTEINであれば
彼らが得意とする単筒倒立構造でカッチリ感を出した仕様になるし
その他のメーカーであればノーマル同様の複筒式でも
減衰値(ざっくり言うと硬さ)の盛り込み等が違って
純正リプレイスよりスポーティーな味付けになる事が多いです。

実際に走らせてみると
乗り味を硬く感じるシーンはまず無いと言って差し支えありませんが
ある意味では“最大公約数的性能”からコンフォートの部分を
わずかに削り取ったとも言える仕様になって来る訳ですね。

これらのスポーツダンパーは
『リフレッシュついでに少しスポーティにしたい』や
『車高は変えずにハンドリングをシャッキリさせたい』
なんて時にお選び頂くとまさにドンピシャっ!!

ノーマルのスプリングと組み合わせるのであれば
ストロークもノーマルのダンパーを選ぶのがベストです♪

では、ショートストロークダンパーはと言いますと・・・
次回のBMWの足回り③では純正形状キットの立ち位置にてー\(^0^)/