BMWの足回り④車高調キットってどうなの?

熊谷ブログ

2021.12.12

さてさてBMWの足回りシリーズ第4弾は
足回り関係のご用命で最も数が多い車高調キットについてっ♪

(*この辺からノーマルの“最大公約数的性能”から
いらない部分をドンドン削って自分仕様の度合いがより強まります。)

仕様や構造が色々ありますからちょっと整理してみましょうっ(^0^)

まずは減衰固定の車高調整キット。
画像で言うと右側2本の赤いスプリングのキットと
左側4本の黒いスプリングのキットです。

コチラはダンパーの減衰力(ざっくり言うと硬さ)の調整は出来ず
車高のみの調整機能がついたサスペンションキット。
ダンパーの減衰(硬さ)については製造メーカーがモデルに合わせて
それぞれ最適と思う内容に設定しています。

このキットの最大の利点は
車高を(調整範囲内で)好みに合わせる事が出来るけど
減衰(硬さ)についてはセッティングの必要が無いため
アシを組んだ後に色々考える必要が無いところっ(^0^)

(厳密に言えば車高で乗り味やアシさばきは変わりますが
この場は大まかな説明ですので・・・(^0^) )

ほとんどの減衰固定キットは街乗り重視仕様ですから
難しいことは考えずにノーマルよりハンドリングをスッキリさせて
尚且つ好みの車高を追求したい方にはこのキットがオススメです♪

BILSTEINの減衰固定式車高調整キット

次に減衰調整機能付き車高調整キット。

上画像の真ん中、青いスプリングのキットです。
ダンパーの一番下に青いダイヤルがついてますね。
(下画像は減衰固定式キットなのでダイヤルがありません)

このダイヤルで減衰(硬さ)を任意の値に調整する事が可能で
車高のみならずハンドリングも好みを追求したい方向けのキットです。

ちなみに減衰(硬さ)調整式キットにもレベルがあって
ポピューラーな順に大まかにご紹介すると

*1Way:ダンパーの伸び/縮みの減衰(硬さ)を一つのダイヤルで調整。
硬くしてもしなやかにしても伸び/縮み両方が一緒に変わるモノが大半。

*2Way:ダンパーの調整ダイヤルが2つになって
伸び/縮みやピストンスピードのHi/Lowなど2系統の減衰調整が可能。

*3Way:ダンパーの調整ダイヤルが3つになって
大抵の場合は伸び/縮みの2系統の他に縮みのみHi/Lowスピードの調整が可能。

*4Way:ダンパーの調整ダイヤルは4つ。
伸び/縮みそれぞれのHi/Lowスピードの調整が可能。

に分かれています。
ここでもやはりそれぞれにキチンと利点があり

例えば1Wayの場合は
減衰もある程度調整して自分好みのクルマに仕上げたいものの
あまり深く突っ込んだところの調整までは必要としない方や
ご自分で減衰調整にもチャレンジしたい方向きっ♪

自分好みの仕様により切り込んでいく事が出来ますが
セッティングは比較的難しくありませんので
大まかなセッティングを見いだしやすいところが最大のポイントですっ♪

大まかなセッティングとは言え
ここまで来るといわゆる“約数”の部分はだいぶ削ってますから
アシに対する満足度は深いですよぉ(^0^)

では、その先の2Wayや3,4Wayはと言いますと・・・・
次回のBMWの足回り⑤2Wayや3Way,4Way、全長調整式車高調キットとはなんぞや?につづきますー(^0^)